シヴァナンダ・ヨーガとは

スワミ・シヴァナンダ(1887-1963)は、医師として活躍した後に出家、ヨーガの道を究めた近代インドの偉大な師の一人です。インド北部のリシケシにはスワミ・シヴァナンダが設立したシヴァナンダ・アシュラムとフォレスト・アカデミーというヨーガの総合大学が在り、現在も多くの出家者や学生が修行する場となっています。

1957年、スワミ・シヴァナンダは、高弟の一人を西洋に派遣しました。その高弟が、シヴァナンダ・ヨーガ・インターナショナルの設立者であるスワミ・ヴィシュヌ・デヴァナンダです。スワミ・ヴィシュヌは北米に居を構え、シヴァナンダ・ヨーガ・ヴェーダンタ・センターと名付けてヨーガを教え始めます。

たった一箇所から始まったヨーガ・センターですが、現在では本部をカナダに置き、世界40か所のセンターと9か所のアシュラムを運営する組織へと発展しました。スワミ・ヴィシュヌは1993年に世を去られましたが、スワミ・シヴァナンダからスワミ・ヴィシュヌへと託された教えは、大勢の僧職者や教師によって現在まで受け継がれています。
リシケシのシヴァナンダ・アシュラムからは、スワミ・ヴィシュヌの他にも多くの偉大な教師が輩出しています。長年アシュラムの総長を務められた故スワミ・チダーナンダ、バージニア州のアシュラムを本部とするインテグラル・ヨーガの創設者である故スワミ・サッチダーナンダ、インドのビハール州にビハール・スクール・オブ・ヨーガを設立した故スワミ・サティアナンダなどによって、スワミ・シヴァナンダの教えは世界中に広められました。

スワミ シヴァナンダ(1887-1963)

 
世界中のシヴァナンダ・ヨーガ・ヴェーダンタ・センターを支えているのは、近代インドの精神的指導者であり偉大なヨーギーでもあったスワミ・シヴァナンダの精神性の強さだと言えるでしょう。スワミ・シヴァナンダは西洋医学の医師としてマレーシアで治療活動をしていましたが、身体だけではなく心や魂を救う医師が必要とされていると感じ、インドに戻ります。長い放浪生活の後、ヒマラヤの麓にあるリシケシの町に定着し、そこで厳しい修行生活を始めました。師の噂を聞いた人々が集まり始め、徐々にアシュラムが形成されました。師は伝統的なヨーガの知識を現代に伝えるために、ヨーガや瞑想に関する200冊以上にも及ぶ書物を英語で著しました。

彼の人生は人類に対する奉仕の輝かしい一例です。
全ての人に奉仕し、全ての人を愛し、全ての人と親しみ、全ての生きものを愛するという理想を教え、かつ実践しました。
彼のメッセージは、次のようなシンプルな言葉の中に集約されています。

「仕えなさい、愛しなさい、与えなさい、浄化しなさい、瞑想しなさい、悟りなさい」
“Serve, Love, Give, Purify, Meditate, Realize”

スワミ ヴィシュヌ デヴァナンダ(1927-1993)

スワミ・シヴァナンダ師の高弟で、インターナショナル・シヴァナンダ・ヨーガ・ヴェーダンタ・センターの創設者です。若くしてスワミ・シヴァナンダに出会い、リシケシのシヴァナンダ・アシュラムで出家しました。アーサナの才能を見いだされ、アシュラムの初代ハタ・ヨーガ教授として10年以上にわたり奉仕活動に励みました。1957年、スワミ・シヴァナンダの指示により、西洋にヨーガを伝えるためアメリカに派遣されます。彼はヨーガとそのライフスタイルを西欧にもたらした先駆者の一人と考えられています。
代表的な著書には、ヨーガに関する知識の集大成である “The Complete Illustrated Book of Yoga”(邦題:ヨーガ大全)および “Meditation and Mantras” があります。彼はグルクラと呼ばれるインドの伝統的な教育システム(弟子が師の家に住んで学ぶ)を基に、ヨーガ講師養成コース(通称TTC)を始めました。TTCは毎年世界各地のアシュラムで行われ、現在30,000人以上の卒業生がいます。

彼の教えは以下の言葉に要約されます。
「健康は富である、心の平安は幸福である、ヨガはその道を示すものである」
“Health is Wealth, Peace of Mind is Happiness, Yoga shows the way”

ヨーガの5つのポイント

 ヨーガの複雑な教えや哲学をできるだけシンプルに解りやすくするために、スワミ・ヴィシュヌ・デヴァナンダはヨーガの叡智を5つの柱にまとめました。それは肉体と精神を健康に保つための道標であるだけでなく、霊的な成長のための道標でもあります。世界中のシヴァナンダ・ヨーガ・センターでは、この5つの柱を中心として教えを広めています。
whatis7

PAGE TOP